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藤井秀悟

藤井 秀悟(ふじい しゅうご、1977年5月12日 - )は、読売ジャイアンツに所属するプロ野球選手(投手)。

目次 [非表示]
1 経歴
1.1 プロ入り前
1.2 プロ入り後
2 プレースタイル
3 詳細情報
3.1 年度別投手成績
3.2 背番号
3.3 タイトル・表彰
3.4 個人記録
4 脚注
5 関連項目
6 外部リンク


経歴 [編集]
プロ入り前 [編集]
1993年、今治西高校に入学。「伊予の怪腕」と呼ばれ、同年夏の高校野球愛媛県大会決勝で平井正史を擁する宇和島東高校と対戦するが3-5で敗れる。1995年の選抜高校野球では4番打者としても活躍するが準々決勝での投球中に左肘関節を脱臼、準決勝は登板できず敗退。同年夏の県大会も怪我の影響で登板できず、松山商業高校に4-5で敗れる。

1996年、早稲田大学人間科学部に進学。エースとして活躍し、東京六大学リーグでは通算48試合登板24勝10敗、防御率1.91、249奪三振の成績を残す。2年生春にはベストナインに選ばれた。

1999年秋のドラフト会議でヤクルトスワローズから2位指名(逆指名)を受けて入団。

プロ入り後 [編集]
ルーキーイヤーの2000年は全てリリーフで31試合に登板し、4月29日の巨人戦でプロ初勝利。

2001年は開幕前に山部太、高木晃次の二人の左腕投手が相次いで故障したこともあって先発投手に転向。開幕から先発ローテーションに定着し、巨人戦に滅法強かったため巨人キラーと呼ばれた。6月17日の広島戦で初完封勝利。その後も好調を維持しリーグ優勝に貢献。セ・リーグ最多勝のタイトルを獲得、ベストナインにも選ばれた。近鉄との日本シリーズでは第2戦に先発したが、中村紀洋に本塁打を浴びるなどして6回途中降板。試合には敗れたが黒星はつかなかった。 同年5月22日の巨人戦(東京ドーム)において、ヤクルトが8対1と大量リードして迎えた9回表二死三塁の場面で遊ゴロを打ち全力疾走した。自軍の大量リードの場面で投手は打ってはならないという「球界の暗黙のルール」[1]を破ったとして、9回裏のマウンドに上がった藤井は巨人ベンチから野次を浴び涙ぐんだ。この後3連続死四球を与えるなどして降板、ヒーローインタビューも拒否した。

2002年から背番号を18に変更。開幕投手を務め、11月の日米野球では2試合に登板し打者28人に対して5安打自責点1(1敗)の成績を残す。

2003年は開幕前から左肘の違和感を訴え、4月2日の試合で先発登板したものの3回途中で降板、翌3日に左肘内側側副靭帯断裂が判明した。高校・大学時代は周辺の筋肉を鍛えることで克服してきたが、3度目となる故障で手術に踏み切りこの年は1試合の登板に終わった。

2004年5月26日の中日戦で420日ぶりの登板、6月30日には復帰後初の勝ち星を挙げるが、8月19日左膝靭帯を損傷し翌20日登録抹消。オフには扁桃腺除去手術を受ける。

2005年4月6日の中日戦で14奪三振を奪い、前半戦は防御率・奪三振でリーグトップを独走するが白星に恵まれなかった。監督推薦で出場したオールスターでは第1戦に登板、打者12人に対して6安打自責点4の成績。後半戦は血行障害を発症した9月だけで防御率が1点以上悪化するなど大きく失速。3年ぶりの二桁勝利を上げるもののタイトルなしに終わる。同年5月5日の中日戦(ナゴヤドーム)で打者タイロン・ウッズの場面。顔付近への投球にウッズが抗議した際に藤井が舌を出し、これに激怒したウッズに右頬を殴打されて軽症を負った。藤井には舌を出す癖があり、これを挑発と誤解したことが暴行の原因とされている。

2006年は4月16日の中日戦(松山坊っちゃんスタジアム)で地元初勝利を飾ったが、勝ち負け数がほぼ並んだまま8月10日に不振のため二軍落ち。

2007年7月4日の阪神戦で通算50勝に到達するが、防御率5.05など自己ワーストに迫る成績に終わる。大リーグ志向が強いことと若手の積極起用の構想から、2008年1月11日に川島慶三、橋本義隆、押本健彦との3対3の交換トレードで坂元弥太郎、三木肇と共に北海道日本ハムファイターズへ移籍する。

同年4月19日のソフトバンク戦で移籍後初勝利。その後も先発ローテーションの一翼を担うが、ここでも打線の援護に恵まれず3勝8敗に終わった。しかし、クライマックスシリーズ1stステージ第2戦で先発した試合では、シーズン15勝を挙げた小松聖との投げあいで勝利を収め、チームを2ndステージ進出に導くなど、大一番での活躍も魅せた。

2009年はセ・パ交流戦後半に一時離脱するが、年間を通して先発ローテに入り7勝を挙げ、巨人との日本シリーズでも第5戦に先発し7回無失点と好投した。しかし、5回または6回で降板した試合がほとんどで規定投球回未達だったこともあり、シリーズ終了後の11月9日に「新しい場所で成長したい」として移籍を前提としたFA権の行使を表明した[2]。前年から導入された国内FA権を行使したのは藤井が初めてである[3]。12月8日に読売ジャイアンツの入団が決定した。背番号は99。

プレースタイル [編集]
球持ちが良く、球速はあまりないもののキレのあるストレートやスライダー、鋭く沈むチェンジアップなどが持ち球で、これらを低めに集める投球が特徴である。 被本塁打の多い傾向にある。2001,2002年は2年連続でリーグ最多だった。また制球力はあるものの低めのコーナーをついてくるため四球はやや多い。

詳細情報 [編集]
年度別投手成績 [編集]

度 球
団 登
板 先
発 完
投 完
封 無

球 勝
利 敗
戦 セ

ブ ホ


ド 勝
率 打
者 投

回 被

打 被


打 与

球 敬
遠 与

球 奪

振 暴
投 ボ

ク 失
点 自

点 防

率 W
H
I
P
2000 ヤクルト 31 0 0 0 0 1 0 0 -- 1.000 137 32.1 23 5 18 1 2 36 3 1 18 17 4.73 1.27
2001 27 26 2 1 0 14 8 0 -- .636 707 173.1 145 24 64 2 3 124 4 0 62 61 3.17 1.21
2002 28 28 5 1 3 10 9 0 -- .526 789 195.2 167 25 44 1 5 171 6 0 72 67 3.08 1.08
2003 1 1 0 0 0 0 0 0 -- .000 12 2.2 3 0 1 0 1 1 0 0 1 1 3.38 1.50
2004 15 15 0 0 0 4 6 0 -- .400 356 78.1 91 16 28 2 7 73 0 0 53 48 5.51 1.52
2005 28 27 0 0 0 10 12 0 0 .455 740 176.0 156 24 64 2 2 143 5 0 70 67 3.43 1.25
2006 27 20 1 0 0 7 8 0 1 .467 553 128.2 124 15 45 1 6 88 4 1 64 63 4.41 1.31
2007 25 23 0 0 0 7 10 0 1 .412 539 123.0 123 18 53 6 3 96 2 0 71 69 5.05 1.43
2008 日本ハム 19 19 0 0 0 3 8 0 0 .273 488 110.2 115 11 41 0 5 76 2 0 46 40 3.25 1.41
2009 22 22 0 0 0 7 5 0 0 .583 498 114.2 120 11 48 0 6 63 3 0 45 45 3.53 1.47
通算:10年 223 181 8 2 3 63 66 0 2 .488 4819 1135.1 1067 149 406 15 40 871 29 2 502 478 3.79 1.30

2009年度シーズン終了時
各年度の太字はリーグ最高
背番号 [編集]
23 (2000年 - 2001年)
18 (2002年 - 2009年)
99 (2010年 - )
タイトル・表彰 [編集]
最多勝利 1回(2001年)
最優秀投手 1回(2001年)
ベストナイン 1回(2001年)
オールスターゲーム出場 2回(2001年・2005年)
個人記録 [編集]
投手記録
初登板:2000年4月1日、対中日2回戦(ナゴヤドーム) - 8回裏に4番手として登板、打者:関川浩一
初奪三振:2000年4月6日、対阪神2回戦(明治神宮野球場) - 8回表一死、打者:大豊泰昭
初勝利:2000年4月29日、対巨人4回戦(明治神宮野球場)
初先発:2001年4月4日、対巨人2回戦(明治神宮野球場)
初完投・初完投勝利:2001年4月25日、対中日5回戦(ナゴヤドーム)
初完封勝利:2001年6月17日、対広島14回戦(福岡ドーム)
打撃記録
初安打:2001年4月11日、対阪神2回戦(阪神甲子園球場) - 投手:川尻哲郎
脚注 [編集]
^ メジャーリーグの不文律。一部は日本プロ野球界にも浸透している。
^ 「日本ハム藤井がFA宣言 移籍希望、球団慰留せず」47NEWS 2009年11月9日
^ 国内FA権は2008年は行使者がなく、2009年に藤井と藤本敦士の2人が行使した。入団先が決まったのは藤本(阪神タイガース→東京ヤクルトスワローズ)が先である。

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